ChatGPTに「GPTs（ジーピーティーズ）」という機能が登場してから、AIの世界はさらに面白いことになってきましたね。これ、何がすごいかって、プログラミングの知識がなくても、自分だけのオリジナルなAI、いわば「ミニChatGPT」を作れちゃう機能なんです。
「そんなこと言われても、自分には関係ないかな…」なんて思った方もいるかもしれません。でも、もしその自作AIを販売して、収益を得られるとしたらどうでしょう？
実はもう、GPTsを販売して収益を上げている人たちが現れ始めています。この記事では、AI活用ライターとして多くの実績を持つかみねさんの事例を参考にしながら、GPTsを販売して収益化するための具体的な方法と、そのコツについて、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
【ChatGPT活用事例】GPTs販売で収益化する方法！
ChatGPTのGPTsを使えば、プログラミング不要で自分だけのAIを作れます。驚くべきは、この自作AIを販売し収益を得られる点です。ここでは実際の成功事例を元に、GPTsで収益化するための具体的な方法と販売のコツを解説します。
ChatGPTのGPTs（ジーピーティーズ）とは
まず、「GPTsってそもそも何？」というところから簡単にお話ししますね。
GPTsは、一言でいうと「特定の目的に合わせてChatGPTをカスタマイズできる機能」のことです。例えば、「SNSの投稿文を、いつも自分のキャラクターに合わせて考えてくれるAI」とか、「難しい専門用語で書かれた文章を、小学生にも分かるように翻訳してくれるAI」といったように、自分の仕事や趣味に合わせて、特化した能力を持つAIアシスタントを作ることができます。
すごいのは、これを実現するのに専門的なプログラミング知識がほとんどいらない、という点です。作りたいAIの役割やルールを、普段私たちが日本語で会話するように指示するだけで、誰でも簡単にオリジナルのAIを開発できる。なんだか、すごい時代になったなあと感じます。
ケース1：GPTsの収益化ができる
「GPTsが作れるのは分かったけど、それで本当にお金になるの？」と疑問に思う方もいるでしょう。結論から言うと、なります。
実際に、AIライティングの専門家であるかみねさん（株式会社クロススキル）は、ご自身で制作したGPTsを販売し、たった一度のプロモーションで約50万円の売上を達成しています 。
正直、びっくりしますよね。個人が作ったAIが、数十万円の価値を生み出す。これは、GPTsが単なる面白いおもちゃではなく、多くの人の「面倒な作業を効率化したい」「もっとクリエイティブなことに時間を使いたい」という具体的な悩みを解決できる、価値あるツールであることを証明しています。
ケース2：GPTsを有料販売で収益化
では、実際にどのようなGPTsが販売されているのでしょうか。これも、かみねさん（株式会社クロススキル）の事例を見てみましょう。
かみねさんは「ポストネタ生成GPTs: エウレカ」という商品を販売しています 。これは、SNSのポスト作成に関連する複数のGPTsをセットにして、さらにその使い方を解説する動画も付けたパッケージ商品です 。価格は、割引期間中で18,000円（税抜）で販売されていました 。
このように、特定の作業（この場合はSNS投稿）に関する一連の流れをまとめて効率化できるようなGPTsをパッケージ化し、ノウハウと一緒に提供することで、多くの人がお金を払ってでも手に入れたいと思う価値ある商品になるのです。
GPTs有料販売のコツ
さて、自分でもGPTsを販売してみたいと思った方もいるかもしれません。しかし、ただ単にGPTsを作って「はい、どうぞ」と公開するだけでは、なかなか収益にはつながりません。そこには、いくつかの重要なコツがあります。ここでも、かみねさんの事例を参考に、成功の秘訣を探っていきましょう。
複数のGPTsでパッケージ化
一つ目のコツは、複数のGPTsをセットにして「パッケージ化」することです。
かみねさんが販売した「ポストネタ生成GPTs: エウレカ」も、単体のGPTsではなく、SNS投稿に関する一連の作業をカバーする複数のGPTsがセットになっていました 。
考えてみれば当然なのですが、ユーザーの悩みは一つだけではありません。「SNSの投稿ネタが思いつかない」という悩みの裏には、「そもそも自分のアカウントの方向性が定まっていない」「魅力的なプロフィールが作れない」「投稿文を書くのが苦手」といった、さまざまな課題が隠れています。
そこで、SNS分析、プロフィール作成、投稿文の生成といったように、一連の作業を丸ごとサポートできるようなGPTsをパッケージにして提供するのです。そうすることで、ユーザーはあちこちのツールを探し回る必要がなくなり、「これさえあればSNS運用は大丈夫」という安心感を得られます。この「網羅性」が、商品の付加価値を大きく高めるのです。
権威性を出す（このノウハウは凄い）
二つ目のコツは、「この人が作ったものなら間違いない」と思わせる「権威性」を出すことです。
全くの無名の人が「すごいGPTsを作りました！」と言っても、なかなか信じてもらえませんよね。かみねさんの場合、すでAIライティング講座で240名以上の受講生を指導した実績 や、AIで執筆したKindle本でベストセラー9冠を達成した実績 がありました。
こうした実績は、「この人はAI活用のプロフェッショナルだ」という強力な証明になります。だからこそ、彼が作るGPTsには「きっとすごいノウハウが詰まっているに違いない」と多くの人が期待し、購入に至るわけです。
もちろん、最初から輝かしい実績がある人ばかりではありません。しかし、SNSで地道にAIに関する情報発信を続けたり、特定の分野での専門知識をアピールしたりすることで、「この分野ならこの人」というポジションを築くことは誰にでも可能です。自分の強みとGPTsを掛け合わせることが重要です。
プロモーションを行う
三つ目のコツは、当然ながら「プロモーション」です。どんなに素晴らしい商品を作っても、その存在が知られなければ売れることはありません。
かみねさんは、ご自身で制作したGPTsを販売し、一度のローンチ（販売促進キャンペーン）で約50万円の売上を達成しています 。これは、商品力もさることながら、適切なプロモーションによって、その価値を必要としている人々にきちんと届けられた結果と言えるでしょう。
SNSでの告知、メルマガでの案内、あるいはインフルエンサーとの協業 など、さまざまな方法が考えられます。自分の商品のターゲットとなる顧客がどこにいるのかを考え、効果的なプロモーション戦略を練ることが、GPTs販売で成功するための最後の鍵となります。
まとめ
今回は、ChatGPTの新機能であるGPTsを活用して収益を上げる方法について、具体的な事例を交えながら解説しました。
プログラミングの知識がなくても、特定の目的に特化した自分だけのAIアシスタントを開発できるのがGPTsの大きな魅力です。そして、その自作したAIを販売することで、実際に収益を得ることが可能になっています。
成功のポイントは以下の3つでした。
- 複数のGPTsでパッケージ化する: ユーザーの一連の悩みを解決できるようなセット商品にすることで、価値を高める。
- 権威性を出す: 自分の専門分野での実績や知識をアピールし、「この人だからこそ作れる価値」を伝える。
- プロモーションを行う: どんなに良いものを作っても、知ってもらわなければ意味がありません。SNSなどを活用し、必要としている人に情報を届けましょう。
AIの進化は目まぐるしく、「自分には関係ない」と思っていたことが、数ヶ月後にはビジネスの常識になっていることも珍しくありません。GPTsの販売は、まさにその一例と言えるでしょう。この記事が、あなたの新しい挑戦のきっかけになれば幸いです。
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